先日twitterを眺めているとこんな言葉が出てきました。
○○さんのブログ論
この言葉を最初に聞いたときには意味は分かりませんでしたが、どういうことかと思って自分なりにいろいろ考えてみました。そしてなんとなくではありますが
私には私の仕事上のノウハウや信念があるのと同じように、ブログを書く人にはブログを書くときのノウハウや信念があるのだろう
という事なんじゃないかと自分なりに思い至りました。
それならあって当然だし、ほかの人のブログ論を聞くというのはたとえ職種は違っていても勉強になりますよね。
そんな時に自分の論と他人の論がずれていたと知った
そんな「ブログ論」という、おそらく造語に近い言葉でしょうがひとつのワードと出会った直後に、ある情報発信系ホームページについて10人ほどで討論をしている場所でこんな出来事がありました。
私はその時に自分の中の重要な事と他人の中での重要な事は必ずしも一致しないし、むしろ私の考えが間違っているのではないかと思ってしまうほどの疎外感を覚えました。しかし、それこそ先ほど出てきた「私のブログ(HP)論」がここにはあります。それについてちょっと触れてみたいと思います。
私の中のブログ(HP)論
私の場合ブログというよりもホームページの方に軸足がありますのでそちらの観点にはなります。もちろん、それはブログにおいても似たようなところがあると思いますので、賛否両論あるでしょうが「ブログ論」という最近聞き覚えた言葉を使わせてください(使いたいんですw)。
私の中でホームページの種類は大きく3つに分かれています。
- 動的なHP(情報発信系)…企業プレスリリースや情報をどんどん発信する事を目的としており「記事を読んでいただく事」で始めて意味をもたらすもの。(スマホやタブレットでの閲覧機会・多)
- 静的なHP(デザイン・イメージ重視系)…見た目の高級感やブランドイメージを髣髴とさせるもの。記事は少なく情報量も比較的少ないが美しくて見た人に鮮烈な印象を与えるもの。(PCなどでの閲覧機会・多)
- 販売型HP(EC・商品カタログ系)…店舗のホームページなどのスタイルですが動的にも静的にもなりうる。(PC・スマホともに閲覧・多)
おそらくブログは①になると思います。書き手が発信する情報(コンテンツ)がとても重要で、それを読んでもらうのが目的ですので。②に多いのは企業やホテルや旅館やブランドSHOPが多いと思います。細部まで美しいホームページで「見た人を虜にする」ようなデザイン重視のものが多く目立ちます。③は比較的①の動的なものに分類されますが、商品の価格などによっては②のデザイン重視のものもあるので微妙なところなのでなんとなくどっちつかずな③という分類w。
見ている人の事を少しは知るべきだと思う
マーケティングという言葉もありますが、もっと簡単に「ファン」の皆さんの事に思いを巡らせているかどうかが問われます。これはあくまでも私の管理している6つのブログやホームページでの統計ですが
HPの種類 | 分類 | PCからの閲覧 | スマホ・タブレットからの閲覧 |
---|---|---|---|
TosRooM(このブログ) | ①動的 | 40% | 60% |
通販系サイト(日常食品販売) | ③通販 | 50% | 50% |
個人ブログ | ①動的 | 30% | 70% |
店舗企業サイト(兼・通販) | ①動的 | 35% | 65% |
企業サイト(静的) | ②静的 | 60% | 40% |
企業サイト(静的) | ②静的 | 70% | 30% |
上の表の統計は私が管理しているブログやホームページのおおよその割合です。情報発信系の常に動いているサイトほどモバイルでの閲覧が増えているのが分かるかと思います。逆にデザイン重視のものはPCからの閲覧が多い結果となりました。…とはいってもTosRooMを除いて500~1200pv/日程度のものなので参考になるかどうかは分かりませんけれど傾向は間違っていないと思います。
レスポンシブデザインに対する私の思い
ここでようやく本題です。先ほどの会話にも出てきたレスポンシブデザインとは何かというとパソコン閲覧時にはパソコン向けのデザインになり、スマホなどのモバイル端末になるとそれ専用のデザインに自動で切り替わるデザインの事です。
このデザインを採用する理由はもちろん、スマホからも読みやすくするためです。
・誰かとの待ち合わせに早くついたのでちょっと暇つぶしに…
・今日行こうと思っていたあの店の場所や商品の確認…
・ここから一番近い観光スポットはどこだろう…。
そんな時に活躍するのがスマホなら、そのスマホで見やすいと便利ですよね。
私の中でレスポンシブデザインというのは…
店の入り口の自動ドアのようなものです。ドアは自動でなくても手で開けると店内には入れます。ですが多くの店が自動ドアにするのはきっと
「お客様に「便利だ」と喜んでもらえる為に」
なのではないでしょうか?実はレスポンシブデザインというものもそれと同じだと思っています。レスポンシブデザインになっていなくてもブログやホームページを見る事は可能です。ですが見た人が便利・読みやすいのを喜んでいただけると思うから実装するのがこのデザインの意味だと思っています。
「べつにスマホでも見れるから…」というサイトと、「スマホからでも快適にご覧いただけます!」とでは閲覧者の満足度は大きく変わってくるし、便利さも変わります。見にくい・分かりにくいブログやサイトを好んで見る人はそう多くはありません。これは読みに来ていただいたお客様へ管理者が出来る数少ない設備投資なのではないでしょうか。
なんでもかんでも実装するのはダメ!
実際わたしも2つの静的なホームページには採用していません。デザインや配置にこだわって高級感を出したり、ブランドイメージを与えたいサイトの場合はあえてレスポンシブデザインではない方が良いケースも多々あります。
ホームページやブログを作るうえで一番大切なのは「中身」ですが、それ以外にも出来る事はたくさんありますよね。そんな時にこのサイトを見た人がどう思ってくれるのか…、どんな人がどんな環境で見てくれているのか…。そういうところにまで気を配って作られたサイトは本当の意味で人気のあるサイトだと思います。
私もまだまだ未熟者ではありますが、相手の事を考えてデザインが構成できるような管理者でありたいと日々思います。
きっとこれが私のブログ論なんだと思います。
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