バイドゥIMEから個人情報が流れていたというNEWSが朝から全国的に報道されていますね。
どうやらパソコンのにインストールしたバイドゥIMEで検索に入力した内容が全て中国に転送されていたという事なのです。これは怖い!!
ですが、私なりに感じた事を正直な言葉で表現させていただきます。多少不愉快な表現があった場合は前もって謝罪しておきます。
Baidu IMEって?
今朝からこの名前を初めて聞く人も多いと思うのですが、バイドゥIMEなんて書くからみんなパッと思いつかないんです。どんな会社の製品かといいますと…
見た事ありませんか?『hao 123』
今焦った人もいらっしゃるかもしれませんね、フリーソフトなどをダウンロードするときに分かりにくい承諾をさせて一緒にインストールされてくるアレです。これを一旦インストールするとIEでもFirefoxでもGoogle Chromeでもスタート画面が勝手に切り替えられてしまいます。アプリケーションをアンインストールしても色んな設定を書きかえられてしまっている為、PCに弱い人などでは簡単に復旧する事も出来ないアノ「hao 123」を作っている会社です。
この記事を見て驚きました。
率直な意見としては…こんな怪しいIMEを使い続けていた役所や大学の担当者は相当なアフォウです!!!
どう考えても普通の感覚なら一刻も早く削除したくなるような仕組みのソフトだと思うんですが、どうしてそのまま使い続けたのでしょうか?正直、そちらの意見を聞いてみたいと思いました。
「情報が送信されている」なんて書かれていなかったから?どう考えても怪しい時点で使うのやめるでしょ普通。。。
たしかに報道にあった様に勝手に送信していたという事はいけない事ですのでBaiduも十分に怖いですが、それ以上に怖いのは要所の担当者の危機感の無さですね。
以前、神IMEと呼ばれたSimejiもBaidu社の製品
私はもう使ってはいませんが「Simeji」というIMEアプリケーションがありました。PoBoxがフリックに対応していない時代はこれを愛用していたのです。
実はこのアプリは当時はAdamRockerさんという方の個人のアプリだったのですが、その後そのSimejiは現在のBaiduに買収されています(ご本人もBaidu社に移籍)。以前何度かtwitterでお話しさせていただいた事があったのですが非常に物腰の柔らかい口調で好感がもて、誠意のある対応をされていた方です。
今回の騒ぎについてtwitterのTLでも若干、不明確な事を言われている感もありますが、実際私が使っているATOKと今回のShimejiで許可している権限の違いを見てみると。
でも、たしかATOKもIDなどは送信していたような気もするので、これだけでは何とも怖さを実感できないような気もします。
ただ、他のアプリと大きく違うと言われているのは文字変換をする為にほぼ全ての入力した言語を送信しているという事です。言葉の内容や文脈などは分からないかもしれませんし、暗号化されているとはいえあまりオススメアプリとは言えない仕様ですね。
現在はATOKとPoBoxを使っていますのでSimejiさんとはご縁は無い生活ですが、かつてみんなが使っていたような感じもした有名IMEのこういうNEWSは正直さみしいなぁと感じた今日の報道でした。
追記(2013-12-26 14:00頃~)
【報道をうけてBaiduからの公式発表】
一部の報道に対する弊社の見解
現在Baiduからの公式な返答として上記の内容が発表されています。
1.無断送信について
ユーザーが入力した情報については、原則として「バイドゥ サービス利用規約」の中の「プライバシーポリシー」に沿って取り扱われます。ユーザーの入力情報を弊社サーバーに送る場合は、ログ情報の送信に事前に許諾を頂いており、許諾が得られないユーザーについてはログ情報の取得を行っておりません。また、クレジットカード番号やパスワードなどの信用情報、または住所や電話番号などの個人情報については、ログ情報として収集しない仕様となっています。なお、両製品に関わるサーバー機器およびデータは日本国内のみで管理しています。
なお、Baidu IMEの事前許諾の設定画面が見つけにくい点については、本日より改善しております。
ひとつ気になるのは、このIMEは住所や電話番号などの個人情報となるものは収集していないとハッキリと明記されていますが、文字として打ち込む漢字や文字数字の羅列が住所なのかパスワードなのか信用情報なのかそうでないのかまで判断して送信しているという事なんでしょうか?すごい仕組みなんですねぇ。
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