先日職場の人に
と聞かれてふと自分の足元を見ました。普段はカジュアルな革靴を履く事が多いのですが、その日に限って朝急いでいたので手元にあったスニーカーを履いてきていたんです。
どこに売ってあるかと言われてもコレはもう10年以上も前のスニーカーです。しかも絶対に誰ともかぶらない様にカスタムしたスニーカーです。
2002~2005年頃のNIKEブーム
とにかく恐ろしい時代でした。今から約10~13年ほど昔の話ですが、スニーカーひとつが平気で10万前後で売買されていた時代がありました。
先ほどのスニーカーも当時で29,800円くらいで買ったように記憶しています。それでも当時はスニーカーが大好きでしたので、レアなスニーカーが販売されるとアメリカなどから直接仕入れたり、知人などに頼まれた靴などを仕入れて売ってあげたりしていました。気が付くと
- AIR FORCE ONE LUX…69,800yen(当時・約)
- DUNK LOW PRO SP…価格言えません
- DUNK LOW PRO SB denim…価格言えません
- DUNK LOW PRO SB heineken…60,000yen
- DUNK PRO LOW SB gino 2…29,800yen
- DUNK LOW PRO SB supreme…価格言えません
- DUNK LOW PRO SB futura…39,800yen
- DUNK LOW PRO SB carhartt…19,800yen
- DUNK LOW PREMIUM HAZE…価格言えません
- DUNK LOW PRO SB reese forbes…29,800yen…
と、今から考えるとコレだけ貯金していたら「きっと良い車やいろんなものが買えただろうな」という金額の散財をしていました。…でも幸せだったんですよね、好きなものを集めるってすごく楽しかったし♪
今から考えるとすごく後悔する部分でもありますけれどね(笑)
とにかく他人と一緒が嫌だった
その当時から他の人と一緒のモノを持つという事が嫌いでした。なんでそんなに嫌がっていたのかは自分でも分かりませんけれど、とにかくカバンにしても靴にしても車にしても他の人と一緒にならない様にカスタムをする癖(クセ)がありました。
スニーカーやカバンの場合はカスタムとは言っても、そんなに大幅な事ができるわけではないんですけれど。みなが良くやるのは紐を変えたりシューレースホール(紐穴)を加工したり。私の場合は靴に関する仕事をしていましたので、それ以外にもソールの取り換えや専用の染料での着色など色々と楽しんでいました。
車に関してはほら…ねぇ、まぁココではやめときます。
とにかくその当時から人と違ったものを持つのが好き…というか人と同じものを持つのが嫌いな性格だったのは自分でもはっきりと覚えています。
久しぶりにコダワリを思い出しました
今回、職場の人にスニーカーの事を聞かれて忘れていたあの当時の思い出が蘇ってきた…というほど大げさなものではないのですが、最近自分の中で当時あれほど大切にしていた「コダワリ」が無くなってきてしまっていた事に気が付きました。
きっとスマホを持ち始めた頃、ホーム画面をいじっていたのはそんなコダワリが強かったからなんでしょうね(笑)。
最近大好きな写真でもそうです。もちろんカメラの外見をカスタムするのも楽しいかもしれませんが、そうでは無くて写真のスタイルや構図にも自分の個性が出せないかと思うようになりました。
「○○さんの曲は全部同じに聞こえる」
という皮肉を聞く事がありますけど、逆を言えばそれってものすごい事だと思うんですよね。どの曲にもその人のカラーがきちんと出ているから同じように聞こえるんだと思うんですよ。
もちろんたまには変化球で飽きさせない事も必要ですけれど、その人らしさ、個性、作風、キャラ。どんな事にでもコダワリを持つ事って大切だなって思うんです。
「ちょっとこの数年ほど、忙しい事を理由にしてコダワる事を忘れていたなぁ」
そんな感じで少しだけ反省した出来事だったりしました^^
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