私が20代前半からやらかし続けた恥ずかしすぎる勘違いを告白します

この記事を書いているのは4月をまもなく終わろうかとしているGW直前です。新入社員で入社した人もいっきに疲れが出てくるころではないでしょうか。異動で新しいポストに就いた人もそうですね、きっと4月に頑張りすぎてると思うのでゆっくり心をリフレッシュしてみてもいい時期かも。というのも、ここでいったん自分を見つめておかないと、きっと私と同じ恥ずかしすぎる勘違いを経験する人が生まれてくると思うのです。私と同じようなことにならない様に私の経験談をお話したいと思います。

 

優秀すぎた新入社員時代

売りすぎた新人

私が入った会社は小売業を主な業務にしていたため店頭で販売することが主な仕事になりました。朝出社してタイムカードを押して先輩や上司の指示に従って品出しや検品など繰り返します。1週間ほど経って初めて「接客」をした時の緊張は「心臓が口から出そうなほど」と表現するにふさわしいものでした(笑)。実はその一番最初のお客さんは店長が経験を積ませるために声をかけてくれてた常連さんだったのですが、とにかく緊張でそんな事はどうでもいいくらいに手汗をかいていました。なんですか?お風呂上りか何かですか?ってくらいに汗をかいていたと思います。でも、すごい満足感というか達成感を感じたのを憶えています。

入社してひと月ほど経ったとき、私はすっかり接客に慣れてきて要領も口もずいぶんと上達してきました。その会社では5月になると「キャンペーン」という「特定の物をお客様にすすめて買っていただく期間」がありました。もちろん販売した個数は報告して成績発表があります。そこでとんでもないことが起こります。

個人目標である100を大きく超えてしまったのです。大きくどころか全社をあげてぶっちぎりの1位を獲得。それまでの無敗のエースだった店長を遥かに上回ってしまったのです。この偉業はあっという間に全社に広がりました。「すごい新人が現れた!」「優秀な若者が現れた!」とみんなが私をほめちぎります。その結果、私は…

勘違いをし始めた新人

私の販売数はこの一回だけにとどまらず、年に4回ほどあるキャンペーンですべて1位をとり続け、不動の販売王者の地位を手に入れました。新入社員の私が、他の店舗の先輩たちに教えを請われ指導したりするという、今から考えると頭がおかしいようなことが起きてしまったのです。この環境は褒めて伸ばすというものを大きく通り超えて異常な状態だったように感じます。全社員の前でお手本としてロープレ(ロールプレイング:接客演習)を演じたり、店長と共に本社の社長に呼ばれたりすることもありました。

当時の私はまだ1年前まで学生だったような未熟者で社会をなめきっていたのでしょうね、完全に調子に乗りました。はい、しかも、ただ調子に乗ったのではなく果てしなく偉そうになってゆきます(お恥ずかしい)。振り返った私の感想なので誇張した表現があるのは確かですが、でも当時の私は「私は仕事ができる」と思い始めていたのは事実ですね。

誰にもろくに叱られない新人

そんな状態で入社して2年が経とうという頃に本社から相談をうけました。「ある店で店長をやってくれ」というものでした。今まで店長の指示に沿って働いていた私の中には店長に対する不満も少しながらありました。それは人間的なものではなくて「ここでこうすればもっと数字が伸びるのに…」などという仕事に関しての不満。それが今度は自分の思うようにできるようになるという魅力はとんでもないものでした。私は店長が止めてくれているのにも耳をくれずにすぐに承諾したのです。店長が止めてくれているのを嫉妬か何かだと思い込んで…。

新しい店でさっそく自分のやりたい事をやってゆきます。初年度は昨年の110%というとんでもない数値をたたき出し、一進一退しながらも着実に数字を残してゆきました。店では一番私が上司になりますし、数字も伸ばしてきている。そんな事実から私は誰にも真剣に叱ってもらう事もなくどんどんアホになってゆきました。

数字こそがすべて!

100.1%だったとしても昨年を越えれば私が正義!

自分があと3人いればいいのに!

そんな事を考えるようになってきたのです。自分は優秀だとどんどん勘違いしてゆきました。

 

さらに上を目指して転職をして気が付くことがあった

そんなある日、私は他の会社の社長から声をかけていただきました。「今度新店舗を出すのだけれどそこの店長として働いてくれないか?」。自社だけならまだしも他社の人にそんな風に見てもらえた事に有頂天になった私はいろいろと悩んだ末に転職を決意します。そして単身で見知らぬ街で生活することになりました。27~28歳くらいの事だったように記憶しています。

まずは全く知らない業界でしたので試用期間として1年は基礎を叩き込んでもらえました。販売に関してはそれまでの経験もあって比較的簡単に慣れましたが、売る物が全く違うのでその知識を得るために必死で勉強しました。新しい事を憶えるためにいろんな人に教えを乞い、いろんな人に助けてもらったのを憶えています。

1年の試用期間を終えて店長として正式に就任した私は、自分なりにできる事を時間を惜しんでのめり込むようになります。店の売り上げの確保はもちろんですが、自分の数字(成績)も常にトップでなくてはならない!…今から思えばおかしな話です。管理者が成績トップである必要など無いのにそれがまったく理解できませんでした。
そんな状態で暗中模索を続けた数年間、全国にある多くの店舗の中で伸び率1~2位と輝いたこともありましたがそれは長くは続きませんでした。

教育の大切さに直面する

会社の中で有能な管理者とは「教育をして全員の攻撃力を上げてゆき、スタッフのモチベーションを維持できる者」であるという方針が広がり始めます。実際にそういう仕組みを作った店が異常な数値で伸び始めたのです。さっそく私が管理する店でもそうしろと命令が下ります。

それまで私は自分が常に陣頭にいました。
陣頭で真っ先に切り込んでゆき、その後ろをスタッフたちが一生懸命サポートしてくれていたのに、実は全く気が付かなかったというか、まったく見ようとも思っていなかったというか。。。
そんな時、一番最初に1位になったあのキャンペーンの時の事を思い出しました。仕入れ担当の先輩が店長に「なんでこんなにたくさん仕入れが必要なの?」と注意されていたことを。
…あれはきっと私が販売数をもっと伸ばせるように品切れしないようにサポートしてくれてたんだとその時になってやっと気が付いたんです。
そうだ、私も後ろを見てサポートに徹してゆこうと心に決めて陣頭を下がりました。しかし、今までサポートしたことが全くない私は、何をどうしていいかさっぱりわかりません。・・・そこでようやく自分の無力さに気が付くわけです。
よく考えてみると、私に優れたところがあるとすれば「自分で数字を作る」ことしかなかったんです。たったひとつだけだったんですよ、私の能力って(笑)

もう恥ずかしいったらありゃしない!!!

 

自分ひとりでは何もできない

会社からはスタッフを教育しろと言われるけれど、数字は落とせないから自分も走り続けないといけない現実。
いくら会社が教育期間なので数字が一時的に下がっても仕方がないと言ったところで、実際に落とすと「なぜ数字が下がったのか!」と言われるのが現実です。

私は新人の頃から多くの人に褒められてきました、自分で言うのもなんですが優れた人材だったと思います。・・・でも、実は私は誰かサポートなしでは全く役に立たない人間だったんです、お恥ずかしいwww
その事に気が付けたのはつい5~6年前です。遅すぎますよね(汗)

今になって思い返せば、当時私を引き留めてくれた店長の言葉を守っていタラ、もっと私を叱ってくれる人がいレバ、とタラレバで考えても時間を巻き戻すことはできません。決して勘違いし続けた14~15年間が悪いことばかりだったわけではないし、無かった事にはしたくないですしね♡
でも、これからその道を歩む人に私と同じような恥ずかしい経験はしてほしくないな~って思います。

 

今の私の心境

今はとにかくみんなで助け合いながら進んでゆきたいなって思っています。私には出来ない事って本当に多いですし、デキない事はデキる人にやってもらおうと(笑)。チームワークって自分の部署の役目を完璧にこなす人同士が信頼しあう事だと思っています。野球でもファーストに投げた球をサードが取りに行かなきゃいけないようなチームは絶対に優勝しません。「この球をファーストに投げればファーストが絶対に受け取ってくれる!」という信頼関係こそがチームワークだと思うようになりました。なのに当時の私は1人で9人分守っているつもりでいたのかもしれませんね。ホント穴があったら入りたいwwww

とりあえず4月頑張った新人の皆さん、そして新しい場所に移動して4月頑張った皆さん。

肩の力を抜いて今まわりにいる仲間や部下を笑顔で見てみませんか、きっと楽になりますよ♪

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